• facebook
  • twitter

おチビちゃんたちの3点セット

5歳の次女が先月からバイオリンを習い始めました。その際に懐かしい!と思ったのが、次の3つです。

 

まず1つめ。箱バイオリンです。
箱バイオリンは、段ボールでかたどった手作りのバイオリンです。小さな子どもたちは、バイオリンに慣れるまで、箱バイオリンでバイオリンを正しく扱う練習をします。これならぶつけたり、落としても大丈夫です。
長女の時は自作した記憶がありますが、今回は教室にあるものを貸与していただきました。


余談ですが、先生の話によると、箱バイオリンは昔からあったそうです。先日、お教室の保護者さんに教えていただいた『銀河のコンサート』(飯田栄彦著・どうわランド、1991年)という本を読みました。この本には、箱バイオリンがでてきます。お菓子の箱で作ったバイオリンに夢中になる3歳の女の子の心温まるお話です。あっという間に過ぎた長女と次女の箱バイオリン期を、久しぶりに思い出しました(次女は昨年末から年始にかけてでしたが)。

 

2つめが、足位置マットです。バイオリンを弾く時の立ち方や姿勢はとても大事です。重心をどこにかけるかによって、弓の運び、ひいては音も違ってくるそうです。

初めてのレッスンは、まずは足の位置から始まりました。足を肩幅に開き、Vの字にして、右足を一歩後ろに下げます。こうすることで、体の重心を左足にのせやすくなります。ところが、小さい子どもたちは、右足を一歩さげよう!と先生が言うと、ピョーン!といきなり5歩分くらい下げてしまうことが多いそうです。足の位置を書いた段ボールの上に立つことで、このピョーン!を防ぎます。

 

最後に、目印シールです。初心者は指板や弓などに目印のシールを貼ることが多いと思いますが、おチビちゃんたちは、好みのシールを堂々と貼ります。次女はプリンセス、スイーツ、リボンなどのシールを貼ってご満悦です。弓の動きが小さすぎる時は、「ソフィア(プリンセス)から始めてアイスクリーム(のシールの所)まで頑張ろう!」と言うとすぐに理解してくれます。そういえば、男の子のお友達のバイオリンには、新幹線のシールが貼ってありました。

 

足位置マットや目印シールも、その子に合わせていつの間にか不要になります。次女の家での練習は、今のところとても大変ですが、工夫をしながら一緒に楽しんでいきたいところです。(保護者EA)