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流れ作業のワナ

先日のレッスンで、先生に練習メニューの理想的な時間配分を教えていただきました。
・1割 ポジションエチュード…正確な音程をつかむ。
・5割 過去の曲…音程や姿勢を意識する。特に、下がり気味なバイオリンを持ち上げて正しい位置で弾く。
・4割 新しい曲…フィンガリングや弓のさばき方、楽譜の読み方などを理解して実践する。

3つのメニューを自宅で頑張ろうという先生の提案を聞き娘は頷きましたが、母は一抹の不安をいだきました。そこで思い切って「順番はどうしましょうか」と聞いてみました。先生曰く、

 

「順番は決めない方が良いです。流れ作業になりますから」



なるほど、と唸るばかりです。
確かに普段の娘のお勉強を見ていても、流れ作業的だと好成績を残せません。宿題やその他プリントをこなし、丸つけをして、間違ったところを確認して・・・の作業の過程が、苦手な教科になると流れ作業です。テスト結果は当然芳しくありません。

to doリストを作って、ちゃっちゃとこなしていくのが好きな娘ですが、そこにはワナがありました。やるべきことを早く終わらせたい気持ちが、大事な集中力を削いでいるのかもしれません。バイオリンの練習もお勉強も流れ作業にならないよう、集中してできるといいなと思いました。ただ、考えてみるとそれは大人にとっても大変難しいことですね。(保護者EA)