スズキ・メソードとは
母語教育法・・・耳にしたことありますか?
赤ちゃんは毎日繰り返し聞いている言葉を、いつの日か話せるようになります。それを多くの人が特別な事とは思いません。お父さんお母さんが話しかけることで、赤ちゃんが少しずつ話せるようになっていることに気付いた故鈴木鎮一先生が、バイオリンにもこの教育法を用いたら良いのだ!と思いつき、1946年に本会を設立し、今では国内外で数十万人が学んでいます。
ススキ・メソードは、「聴く」ことを初めの一歩としています。
でも「聴く」だけではバイオリンは弾けないですよね。右手に棒(弓)・左手にバイオリン、そして目印のないところを指で押さえる楽器、難しそうですよね。
ですので当教室ではバイオリンに目印を付けてスタートします。そうするといつの日か目印がなくても押さえる場所がわかるようになっています、“感”が育って来るのですね。
そして「聴く」と自分の奏でる音の高低差(左指押さえる場所)や右手で持っている棒(弓)の圧力など、素敵な音を出すための“感”が育って来ます。
一つひとつの曲を自然と身に付け、暗譜していくうちに記憶力も発達し、自分の音を「聴く」ことによって集中力も身に付きます。時間を割いて頑張って練習したことが実を結ぶと自信にも繫がり、努力も学べます。
もちろん音楽的な“感”覚も育ちます。<褒めて育てよ>、と故鈴木鎮一先生が言われていました、努力していることや出来るようになった姿を褒めることによって自己肯定“感”が育ちます。
我が子の教育を悩む親は多くいると思います(私も同じです)。将来しっかりと歩むためには「非認知能力」が必要だと感じます。バイオリンと言う楽器はアナログです、現代のバーチャル体験が多くデジタル時代とは真逆です。でも当教室は、そのアナログで一人ひとりのスピードに合わせて様々な“感”が育つように歩み、「非認知能力」の忍耐力や集中力を伸ばせるように日々歩んでいます。
故鈴木鎮一(すずきしんいち)先生が、子ども達の、そして世界の平和を願い唱え続け、今では日本だけではなく、多くの国でスズキ・メソードの教育法で子ども達への教育がなされています。久留米市の姉妹都市でもあるアメリカのカリフォルニア州モデスト市でも、多くの方々がヴァイオリンを学んでいます。
https://welcome-kurume.com/international/sister/
国別に紹介しますと、アメリカ・カナダ・メキシコ・バミューダ・チリ・ペルー・アルゼンチン・ブラジル・オーストラリア・ニュージーランド・ヨーロッパ各国・南アフリカ・韓国・台湾・フィリピン、その他多くの国々。また世界スズキ協会に加盟していない国でも活発に活動されていますので、スズキメソードの教育法を実際に取り入れている国は計り知れません。そのような世界中の皆が数年に一度集まり、世界大会が開催され多くの方々が交流しています。